そろそろ秋風も吹く季節。
夏の間、活躍していた日焼け止めも役目が終わりそう。
そんな日焼け止め、たくさん残ってしまった、という方いらっしゃいませんか?
今年あまった日焼け止め、来年も使って大丈夫?
日焼け止めの使用期限って?
上手な保存方法はあるの?
目次
日焼け止めの使用期限
日焼け止めクリームに使用期限の表示のあるものは、表示している期間内で。
日焼け止めクリームの使用期限が表示していないものについては、
開封していないものは約3年。
未開封だと結構長持ちなんですね~。
そして、開封して、使用済みのものは1年以内に使い切るということが推奨されています。
1年以内とは、夏のワンシーズンで使い切るというのがベストということなんです。
でも、夏のワンシーズンで使い切るって、毎日、炎天下に出かけているとかじゃないと、なかなかできません。
どうしても、残ってしまいます。
それでは、なぜ、余った日焼け止めクリームは使うとダメなのでしょうか?
日焼け止めクリーム 昨年の残りを使用してはいけない理由
余った日焼け止めクリームを年を越して使ってはいけない理由は、
雑菌が繁殖していることと、酸化による劣化をしているからです。
余った日焼け止めクリームが雑菌の繁殖と酸化で劣化
◆雑菌が繁殖
日焼け止めクリームを塗るときに、直接お肌に付けたり、指につけたりします。
そうすると、日焼け止めクリームの容器の口から雑菌が入ってしまいます。
雑菌は容器の中で繁殖します。
◆酸化で劣化
日焼け止めクリームを開封すると、空気に触れます。
すると、どうしても酸化が進み、劣化することに。
劣化の目安は、色が変わる(白から黄色など)、変な臭いがする、分離するなど。
毎年、6~7月には、古い使用済みの日焼け止めクリームを塗った人が、
肌が赤くなるというトラブルで、皮膚科に多く訪れるのだそうです。
古い日焼け止めクリームは、雑菌の繁殖と劣化している可能性があるので、
使うのは避けるのがよいです。
日焼け止めクリーム 残ったときの保存方法
とはいっても、残った日焼け止めクリーム、私はもったいなくて捨てられません。
今朝の、NHK「あさイチ!」では、スタッフ5~6人から集めた、使いかけの日焼け止めクリームの雑菌の繁殖率を調べていました。
一番古いので、5年前の日焼け止めクリームがありました。
ところが、実験結果は、どれも、雑菌は繁殖していませんでした。
あれ?雑菌については意外と大丈夫?
たぶん、スタッフさんたちは、清潔な使い方をしていたり、
保存状態が良かったのかもしれません。
残った日焼け止めクリームの保存方法
1年以内に使用するか処分するのがいいですが、
来年も残った日焼け止めクリームを使いたい場合の保存方法は、
直射日光を避ける、高温多湿は避ける、常温で保存する です。
高温多湿や直射日光を避けるには、「冷蔵庫に入れる」のがいいんじゃない?って思いましたが、ダメなんですって!
なぜなら、日焼け止めクリームは、冷蔵庫で保存するようには作られていないからだそうです。
海や山などアウトドアで使った日焼け止めクリームは、塩水や高温、直射日光で雑菌繁殖や劣化してる可能性が大ですので、気をつけましょうね。
あと、車の中に置いているとかなりの高温になっています。
日焼け止めクリーム 昨年の残りを使うときの注意
昨年の余った日焼け止めクリームを塗る前にチェックしましょう。
① 劣化していないか見る。
変色してない? 分離していない? 臭いは?
この時点で、どれか一つでも当てはまれば、使用はやめてね。
② パッチテストする。
太ももや二の腕などに、日焼け止めクリームを塗って、
24時間おいてみる。
かゆみや赤みなどの反応があれば、使用しないでね。
③ 顔、首以外の箇所で使用する。
①②が大丈夫でも、顔や首は皮膚が薄いので、塗るのは避けようね。
さいごに
日焼け止めクリーム、できるなら残っても何年かけても最後まで使い切りたい!
捨てるのもったいないもん。
だけど、お肌を守るための日焼け止めクリームで、
お肌のトラブルを起こしては、元も子もありません。
ワンシーズンで使い切れる、少量のモノを選ぶという手もあります。
日焼け止めクリームは、使用期限を守って、保存に注意して使いましょう!
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