先日、全仏オープンテニス女子シングルス2回戦で、
大坂なおみ選手がビクトリア・アザレンカ選手に勝利しました。
おめでとう!!!
インタビューで、大坂選手は、
アザレンカ選手の10分に及ぶトイレ休憩が勝因であるということを言っていましたね。
このインタビューで私は初めて、テニスってトイレ休憩があるんだってことを知りました。
で、気になったので、テニスのトイレ休憩事情について調べてみたので書いていきますね。
目次
テニスのトイレ休憩っていつ取れる?
テニスの試合中のトイレ休憩のことをトイレットブレークと言います。
トイレットブレークは、セット終了時に取ることができます。
でも、めっちゃトイレに行きたくてたまらない緊急事態時にはどうするの?
緊急事態時には、審判の判断でトイレ休憩が許可されます。
ただし、トイレに行きたいプレーヤーのサービスゲーム前に限定とのこととなってます。
テニスのトイレ休憩の回数は?
テニスのトイレ休憩は回数も決まっています。
【男子シングルスの場合】
3セットマッチの試合で1回
5セットマッチの試合で2回まで
【女子シングルスの場合】
2回まで(女子は5セットマッチは無し)
女子は着替えもOK(男子はコート上で着替える)
【ダブルスの場合】
男女ともペアで2回まで
ただし、ペアが同時に申請すれば2人で1回とカウントする。
そういえば私、若いころテニススクールに通っていたけど、
試合中のトイレ回数がルールで明確に決まってたとは知りませんでした。
テニスのトイレ休憩 時間制限はある?
テニスのトイレ休憩時間ですが、具体的に何分とかは決まっていません。
トイレ休憩に要する適当な時間となっています。
結構、あいまいですよね~。
わたしが思うに、トイレに要する適当な時間って、5~10分くらいなのかなぁ。
テニスのトイレ休憩 時間がゲーム勝敗を決めることもある!?
全仏オープンでは、大坂なおみ選手の対戦相手アザレンカ選手は10分ちょっとの休憩でしたね。
大坂なおみ選手は、アザレンカ選手がコートに戻ってくる時間があったから落ち着きを取り戻せた。
この時間があったから、勝つことができたと言っていましたね。
ところが、逆に、対戦相手のトイレ休憩時間が長くて、待ってる時間にイライラして負けた人もいたんです。
それが、ラファエル・ナダル選手です。
リオデジャネイロオリンピックの3位決定戦で錦織圭選手と対戦したとき、
錦織選手がなかなかトイレ休憩から戻ってこないことに苛立ち、審判に抗議しました。
そして、試合は錦織選手が勝利。
見事、オリンピックで銅メダルを獲得しました。
このとき、錦織圭選手のトイレットブレーク時間は12分だったそうです。
12分って結構長いです。
こんなに長時間かかったのは、実は、ナダル選手は試合コートの近くのトイレに案内されたのに対し、錦織圭選手は隣のコートの遠い場所にあるトイレに誘導されたのが原因だったそうです。
大坂なおみ選手は、待ち時間が勝因になり、
ナダル選手は、待ち時間が敗因になったということです。
大坂選手は劣勢だったのに、ナダル選手は優勢だったのに、
トイレ休憩後にゲームの流れが変わってしまった。
テニスの試合では、トイレ休憩時間がゲームの勝敗をきめることもあるんですね。