日差しが眩しい季節になると、女性はお肌を守るために、
日焼け対策を練らねばなりません。
わたしも毎年、春先から日焼けをしないように、
紫外線のダメージを受けないように気をつけています。
日光の紫外線がお肌に対して有害なのは、みなさんご存じですよね。
しかし、最近の研究で紫外線だけじゃなく、
近赤外線の影響もあなどれないということがわかってきました。
そこで、今回は近赤外線について調べてみました。
新たなお肌の敵、近赤外線とは
赤外線について
地球に届く太陽光の約40%は可視光線(Visible Rays)、
約10%が紫外線(Ultraviolet Rays)です。
赤外線(Infrared Ray)は約50%と、かなりの量が降り注いでいます。
赤外線(IR)は波長の長さにより、
近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分けられます。
このうち、肌にダメージを与えるのが「近赤外線」です。
近赤外線は太陽光の約30%で、紫外線と同じく春夏は増加し、
秋になると減少します。
近赤外線は、わたしたちに身近なテレビのリモコンや
光ファイバーで利用されています。
そして、コラーゲン再合成促進・エラスチン産生促進という
お肌にとってもいい効果もあるのですが、この効果を得るためには、
一瞬で近赤外線を照射できる特殊な機器が必要となります。
紫外線と赤外線の違い
近赤外線は紫外線よりも肌の奥まで突き刺さるというのです。
紫外線は真皮、表皮まで到達するのに対し、
近赤外線はその奥の皮下組織にまで到達するのです。
そして、お肌に影響を及ぼす時期が違います。
紫外線(UV-A)では、紫外線を浴びてから、
お肌のハリ・弾力を低下させ老化を促進させる
真皮線維芽細胞のコラーゲン分解酵素産生量が
早い時間に増加し、近赤外線では、遅れて増加します。
近赤外線は、紫外線と異なるタイミングで肌の老化を
促進する可能性があると考えられます。
具体的には、紫外線は浴びてから1日後のダメージが大きく、
3日後には1/3に減少し、
近赤外線は徐々にダメージが増加し、
3日後には約2倍となります。
紫外線に比べて遠赤外線(IR)は、ジワジワとゆっくり、
しかも、確実にお肌の深層部を破壊し、シワ・たるみなど
お肌を老化させていくと考えられています。
怖いですね。
紫外線と近赤外線から受けるダメージのことを
「光老化」と呼びます。
それでは、光老化の対策について見ていきましょう。
光老化の対策
身体の中から
まずは、栄養バランスのとれた食事を摂ること。
健康的な規則正しい生活をおくること。
これは、光老化だけでなく、健康を保つために大切なことですよね。
身体の内側が整っていれば、潤いのある健康な肌になります。
健康なお肌は光に対する防御力があり、また光のダメージを受けても
修復する力を備えているので、回復も早いということになります。
食品では抗酸化作用があるものを積極的に摂るといいです。
ビタミン類やポリフェノール・カロチノイドを含んだものがおススメです。
ただし、以前の記事のソラレンを含む食品は摂る時間帯に気をつけてくださいね。
記事はコチラ→紫外線対策で朝に食べてはいけない食べ物があるのを知っていましたか?
身体の外から
紫外線だけでなく赤外線もケアする日焼け止めを使う
近赤外線対策の日焼け止めも出てきました。
今後はもっと多くの種類が発売になるかもしれません。
資生堂 ベネフィーク ディープブロックエッセンス
オフィスオーガスタ UVハンター UVホワイトニングクリーム
ポーラ B.A ザ プロテクター S
紫外線、赤外線、可視光線 100%カットの日傘をさす
紫外線99%カットの日傘は一般的によく見かけます。
しかし、この1%の違いが大きいようです。
完全遮光なので、傘の下も涼しいそうです。
サンバリア100の日傘
この傘、注文します!
その他、自動車のガラスや眼鏡、サングラスにも近赤外線対策が施された商品があります。
近年はUVだけでなくIR対策も注目されているんですね。
まとめ
太陽光の恵みは私たちを含む生物にとって大切なものです。
しかし、太陽光によって光老化が進みます。
とくにお肌の老化の原因の7割が光のせいと言われています。
UVとIRに気をつけて、今年の夏もおもいっきり楽しみましょう。
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