中小企業診断士試験の勉強をしたnatsukiの体験記

中小企業診断士試験の1試験の申込受付が5月6日から始まります。

この時期になると、中小企業診断士を目指して
勉強をしていたことを思い出します。

2009年10月から勉強を始め2012年の10月に2次試験の2回目を
受験するまで、3年間、毎日、毎日勉強していました。

勉強するのが嫌いで学生時代には、
本気で勉強したことはありませんでした。
なので、自慢できる学歴もありません。

わたしの今までの人生ので、あんなに勉強したのは、
中小企業診断士を目指して受験勉強していた、
あの3年間だけです。

3年間勉強したけど、結局、合格はできませんでした。

いま考えると、合格できなくて当然だったなぁと思います。

今回のわたしの記事が、中小企業診断士を目指そうかなぁと思う人、
診断士試験の勉強を続けようかやめようか迷ってる人の
参考になればうれしいです。

スポンサーリンク
  

なぜ中小企業診断士をめざしたのか?

わたしがリストラされるなんて?!

なまけもので、勉強嫌いのわたしが中小企業診断士を目指した理由は、
リストラされたことです。

それまでのわたしは、何も考えず、ただ、フツーに会社で事務の仕事をして、
毎月お給料がもらえればいいやと、惰性的な毎日をおくっていました。

勤めていた会社は小さいけれど、歴史があって社員に優しかったです。

仕事は楽しくもなかったけど、苦しくもなく、
ぬるま湯にどっぷりと浸かっている気分でした。

毎日なんとなく行って、言われたことや決められたことさえやっていれば、
そんなに高くもないけどお給料はキッチリ入ります。

このまま定年まで何事もなく、
平穏にわたしの会社生活は続くのかと思われました。

ところが、ある日、会社の会長に呼び出されて言われたのです。

「natsukiくん、うちの会社はこれから縮小の一途を辿るので、
 まだ若いキミは、違う道を歩いたほうがいい」と。

勤めていた会社は、現在の日本国よりも超高齢化が進んでいて、
社員平均年齢は60歳。

世間的には、若者ではないわたしもこの会社では、若手だったのです。

余剰金はあったものの、年々売り上げも減少していました。
それでも、まさか、リストラを勧告されるとは思いもよりませんでした。

人間って、ふだんの生活がこれからもズーッと続くと思ってしまう生き物なんですね。

何もない自分を変えたい

けっこうな年齢での転職活動は、なかなか厳しいものがありました。
資格や特技が何もない、
出来ることといえば、簡単な事務の仕事だけ。

ハローワークに通いつめ、履歴書を送っては返されるという日々が続きました。

それでも、なんとか、再就職先が見つかりました。

これは、運がよかったという以外の何物でもないです。

就職できたわたしは、この生活がこのまま続くことがないかもしれない、
ということを学習していました。

なにか自分の価値を高めるものを手にしなくてはいけない!と思いました。

そして、資格を取ろうと思ったのです。

まずは、比較的簡単な、ファイナンシャルプランナー3級を受験しました。
そして、ファイナンシャルプランナー2級へと。

転職先が建設業だったので、建設業経理士2級も取得しました。
建設業経理士1級は中小企業診断士試験が終わった後に取得しました。

建設業経理士試験の記事はコチラ→商業簿記の検定に受かっていたら、建設業経理士は難しくない!?

それまで、ほとんど努力するということから逃げていたのですが、
勉強して資格試験に合格すると達成感が得られました。

中小企業診断士になりたい!

ファイナンシャルプランナー2級を取得できたので、
今度は1級を目指そうかと思いました。

ところが、再就職先の会社の経営者が経営のことをあまりわかっていないんじゃない?
って、思うようようになりました。

経営のことをわかるには中小企業診断士という資格があるということを知ります。

中小企業診断士とは
 中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。
 経営戦略、組織・人事、マーケティング、財務・会計、生産管理、
 店舗運営、物流、 経済学、IT、法務と幅広い知識やスキルを持つ
 経営コンサルタントに関する国家資格。
 法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、
 経済産業大臣が登録します。
 
 中小企業診断士の業務は、中小企業支援法で
 「経営の診断及び経営に関する助言」とされています。
 「現状分析を踏まえた企業の成長戦略のアドバイス」が
 主な業務ですが、その知識と能力を活かして幅広く活躍しています。

そこで、わたしが中小企業診断士を取得して、経営者にアドバイスできる存在になれば、前の会社のように必要とされない人間ではなくなると考えました。

要するに、わたしは、必要とされる人間になりたかったのです。

中小企業診断士試験の概要

受験資格は誰でもあります。
年齢学歴に制限はありません。

試験地は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇の 8地区

1次試験(8月)と2次試験があります。
1次試験に合格すると2次試験を受けられます。

2次試験は筆記試験(10月)と口述試験(12月)があります。
筆記試験に合格すると口述試験を受けられます。

口述試験は余程のことがない限り合格します。

スポンサーリンク

中小企業診断士1次試験

1次試験は2日間あります。
マークシート方式です。

1日目は4科目 経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理
2日目は3科目 経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策

各科目100点満点で60点以上が合格です。
科目合格制度があり、合格した科目は2年持ち越せます。

中小企業診断士2次試験

筆記試験に1次試験が合格すると受験できます。
もし、1次に合格した年に不合格でも、翌年にはもう一度受験できます。

筆記試験は、中小企業の診断および助言に関する実務の事例について解答します。

架空の企業の問題をコンサルタントとして助言するのです。
マークシートと違って、なかなか正解が出しにくい問題です。
中小企業診断協会からの解答は発表がありません。

資格学校や参考書の模範解答を見ても、
納得できずにスッキリしないことがあります。

筆記試験に合格すると口述試験が受けられます。

口述試験に合格して、実務補修か診断実務を15日間以上すると、
晴れて中小企業診断士になれます。

中小企業診断士試験の勉強

中小企業診断士受験1年目

中小企業診断士受験を決めたわたしは、
自分の知力では独学では無理だと考えました。
 
なので、10月から資格学校TACに通うことにしました。

週末に学校に通いながら、
家では毎日2~3時間は勉強していました。

勉強するということに慣れていないので、毎日苦痛でした。

資格学校での授業も意味がわからず、
授業中は毎回睡魔に襲われていました。

模擬試験も成績が悪く、毎回落ち込んでいました。

初めて受けた1次試験の結果は、7科目中3科目だけが合格しました。
合格科目は、財務・会計、企業経営理論、中小企業経営・政策です。

1年目は、受講生の誰とも会話することもなく、孤独に学習していました。

中小企業診断士受験生のブログがいろいろあったので、
勉強の参考にしていました。

中小企業診断士受験2年目

2年目は、1次試験で不合格だった科目のみ資格学校でDVD受講しました。
土日ではなく、平日の会社が終わってからの受講にしました。

2次試験の勉強も並行してました。

土日は1日中、資格学校の自習室で勉強しました。

1次試験は、なんとか残りの科目も合格できました。

合格発表はネットで見られるんですが、
ドキドキしてなかなか見られませんでした。

一生懸命わたしなりに勉強したのに、合格していなかったら、
また1年同じ勉強を続けられるか自信がなかったからです。

しらふでは見る勇気がなくて、缶ビールを飲んでから、
パソコンを開けました。

合格を確認できたときは、本当に震えるほどうれしかったです。

1次試験の合格が決まると、本格的に2次試験の勉強に取り組めました。

ところが、この2次試験の事例のなんと難しいこと!

学校の模擬試験の結果はヒドかった。

100点満点中10点台とかもありました。

そんな状態で受験しても、当然受かるはずがありません。

2年目は1次試験は合格しましたが、2次試験は落ちてしまいました。

勉強2年目も受験生とはリアルに交流せず、ブログでコメントするくらいでした。

中小企業診断士受験3年目

2次試験専門の学校に通いました。
そこで初めて勉強仲間というものができました。

勉強会グループに参加して月1回の勉強会に参加しました。

勉強会の参加者は、企業経営者、誰でも知っている上場会社の社員、
部課長クラスの人、高学歴者と、わたしとは全く違う人たちでした。

中小企業診断士受験をしてなかったら、出会うこともなく、ましてや
仲間とはなれなかった人たちです。

彼らは、わたしより遙かに優秀なのに、
まだ勉強するか!?っていうくらい勉強熱心で向上心がありました。

仲間がいることで、勉強することが以前よりは苦痛でなくなりました。

勉強会後の飲み会もたのしかったです。

しかし、この年も2次試験は合格できませんでした。

勉強会中も半分は合格しましたが、半分は不合格でした。

中小企業診断士受験リタイア

2回目の2次試験に合格できなかったら、また1次試験からのやり直しです。

もう一度1次試験に臨むモチベーションはわたしにはなかったのです。

養成課程といって、大学等で学べば試験に合格しなくても
中小企業診断士になれるという方法もありましたが、
経済的にも体力的にも無理だと判断しました。

それに、中小企業診断士試験に合格しても、
診断士としてやっていける自信も覚悟もないということに気付きました。

そのうえ、勤めていた会社の経営者も変わっていました。

2009年10月から始めた中小企業診断士試験の勉強は、
2012年の12月に2次試験の不合格が決まった時点で終わりました。

いま考えても、あれほど勉強した時期はありませんでした。

結局、途中でリタイアしましたが、勉強方法を模索して悩んで、
勉強しても勉強してもできない自分を情けなく思って、
それでも勉強した自分をほめてあげたいです。

勉強仲間たちのその後

勉強会グループで合格しなかった人たちも翌年には、ほとんどの人が合格できました。
不合格でもモチベーションを維持して、勉強した人たちを本当に尊敬します。

合格した人で、講師としてデビューした人もいます。
経営に関する本を出版した人もいます。
また、地域の活性化に尽力している人やコミュニティを立ち上げた人もいます。

このまえ、久しぶりに10人ほどで集まったのですが、
特に中小企業診断士を取ったからって何も変わらないっていう人もいました。

でも、それぞれにステキな人生をおくっているようで、
いろんなお話がきけて楽しかったです。

まとめ

中小企業診断士受験の勉強は、範囲が広くて大変です。

受験勉強は孤独に陥りやすいので、勉強仲間を作ったほうがいいです。

勉強仲間は、向上心があり勉強熱心な人たちのグループに参加すると、
モチベーションが維持できます。

3年間という時間とお金もかけて中小企業診断士という勉強をしたのに合格できなくて、
意味はあったのか?
と聞かれると、ちょっと答えに悩みますが、
それでも、勉強しなければ出会えない人たちに出会えて、
わたしは勉強して良かったと思います。 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする