生魚にいる寄生虫アニサキスとは?食中毒の症状と予防法について


最近テレビやニュースで話題のアニサキスによる食中毒を知っていますか?

アニサキスとは寄生虫で、生きた魚の内蔵に寄生しています。

お刺身やお寿司など生の魚介を食べて、
アニサキス食中毒になる人がここ数年増えています。

アニサキス食中毒にならないために気を付けることを見ていきましょう。

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寄生虫アニサキスとは?

アニサキスは、目で見えます。

体長:2cm~3cm 
幅:0.5mmから1mm 
色:半透明白色 

白色の少し太い糸のような姿をしています。

寄生している魚で一番多いのは、サバ、次にイワシ、アジ、イカ、サンマ。
そのほか160種類以上から見つかっています。

ごく一般的に食卓にあがる魚介にいるんですね。

アニサキスによる食中毒が増加している理由

厚労省によると、2007年に6件だった報告が2011年ごろから増え始め、
2016年には124件と20倍も報告されています。

急増の背景は次の2つがあります。

① 2013年食品衛生法改正で、医師がアニサキスによる中毒を確認した場合、
  保健所への届け出が義務付けられたこと。

以前から、アニサキス食中毒にかかる人がいても、
報告義務がなかったために患者数が把握できてなかったんですね。
実際、国立感染症研究所では「年間7000人の患者が出ている調査もある」と指摘しています。

② 輸送手段の向上で遠隔地から魚介類が新鮮な状態で、
  消費地へ入るようになったこと。

全国どこでも新鮮なまま魚介類が届くので、生で食べる機会が増えたことで、
アニサキスの患者も増えました。
  

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アニサキスによる食中毒の症状

アニサキスは生きた魚の内臓に寄生していますが、
水揚げされて魚が死んだ後は徐々に筋肉の中に入り込みます。

ということは、鮮度が落ちた魚介には内臓だけでなく、
筋肉にも寄生虫がいることになります。

人間がその筋肉、つまり刺し身を食べると、
アニサキスも体内に入ってしまうということになります。

【主な症状】

・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・じんましん

アニサキスが寄生している魚介類を食べると、8時間以内に主に激しい腹痛が起きます。
寄生虫が胃壁に噛みつくことで激痛が走るんです。

吐き気、嘔吐、じんましんなどの症状を伴う場合もあります。

アレルギー反応がでる場合があり、その時には蕁麻疹といった症状がでることも。
サバアレルギーと思っていたら、実際はサバではなくて、アニサキスだったという例もあります。

半日以上から、長い時は1週間くらいたって腹痛に見舞われることもあり、
この時は胃ではなく腸に虫が侵入していると考えられます。

他の食中毒にみられる下痢症状はありません。
なので、下痢がなくてキリで内臓をさされるような痛みがあれば、
アニサキス食中毒という可能性が大です。

アニサキス食中毒の対処法

通常は、数時間から数日で死滅します。
魚に寄生しているアニサキスは幼虫で、ヒトの体内では成虫になれません。
卵を産んで体内で増殖はしないです。
増殖しないのは救いですよね。
体内でウヨウヨ増殖されるなんて想像するだけで気持ち悪い。

かなりな激痛が伴います。
熱いお湯を飲むと一時的にですが、痛みが治まることもあるそうです。
後の予防法でも書いていますが、アニサキスは熱に弱く熱湯処理すると死にます。
ただ、飲んでも温度や時間が十分でなく死滅させることは難しいです。

重症になると、胃に穴が開くこともあるので、消化器内科専門の医院か消化器内科の当直医師のいるような総合病院を受診してください。

内視鏡で虫をつまみ出すと、ウソのように痛みが消えますが、
場合によっては、アニサキスが噛んだ傷が数日痛むこともあります。

アニサキス食中毒の予防法

・加熱調理する。(60℃では1分、70℃以上で瞬時に死滅します。)
・冷凍する。(-20℃で24時間以上冷凍すると感染性が失われます。)
・新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く。
・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する。
・よく噛んで食べる。(アニサキスは噛むと死にます。)

なお、一般的な料理で使う程度の食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しませんのでご注意を。

まとめ

タレントの渡辺直美さんや品川庄司の庄司さんも罹ったアニサキス食中毒。
激しい腹痛に襲われるようです。

患者数も増えているので、アニサキス食中毒を知っていることも大切ですね。

生の魚介を食べた後に腹痛・吐き気・嘔吐などの症状があっても、
下痢はない場合はアニサキスを疑いましょう。

アニサキスの予防は加熱・冷凍が有効です。

ヒトの体内に入ったアニサキスは数時間から数日で死にますし増殖もしません。
応急処置として熱いお湯やお茶を飲むのが有効です。

痛みが激しく治まらなければ、内視鏡設備のある医療機関へ行きましょう。

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